【読書】スーパーカブ (角川スニーカー文庫) / トネ・コーケン(著)
カブ乗りの間で話題の小説「スーパーカブ」を読んだところ、面白かったので感想(ネタバレなし)を書いてみました。カブが好きな人は絶対に楽しめて、そうじゃない人はカブが欲しくなる一冊です。
いきなり別書の話で恐縮ですが「脳を鍛えるには運動しかない!」という本の中で、筋力トレーニングが人体にもたらす無限の効能について読んでいた事が、この本を手に取るキッカケになりました。
この本と出会った時は毎週のように登山やクライミングに出かけていて、トレーニングを心がけていたら体調も自信も仕事も全てにおいて良い循環が生まれてきた体感がありました。
そんな時にKindleの新刊コーナーでたまたま目について即買いしてしまったのです。
出会いは単なる偶然でしたが、結果から言えば買ってよかった!
この本、モチベーションが上がります^^
あらすじなんて無いです。
そう、この本に綴られているのは一冊丸ごとマッチョ社長ことTestosterone氏による比類なき筋トレ賛歌なのです。
副題に「究極の悩み解決法」とある通り、精神論を肉体論に高めた(?)一種の自己啓発本なのですが、雰囲気と勢いと謎の説得力で、なんだか筋トレしてみたくなってしまう不思議なパワーに満ています(笑)
科学的根拠というよりは、どちらかといえば「だって◯◯って××だろ?」っていう日常に根ざした感じの論法で説明されているので、難しいことを考えなくてもストンと胸に入ってくる感じがします。
逆に根拠や実験結果に基づく説明が欲しい場合は、個人的には本書よりも先に挙げた「脳を鍛えるには運動しかない!」をオススメしますが、即効性という意味では圧倒的に本書「筋トレが最強のソリューションである」の方が優れています。
なぜなら、シンプルでバカ(良い意味)っぽいからです(=x=)笑
内容としては非常に薄い本だと言えます(笑)
ページも多くはなく、かつ余白が多いのでサラサラっと読めちゃいます。
そんなわけで1〜2時間もあれば読めてしまう本なのですが、繰り返される「筋トレ最高!」「筋トレLOVE!!」「筋トレ万歳!!!」の声に、段々と洗脳されていく謎の中毒性があります。
最終的には「そこで筋トレだ!」という解決策に持ち込むのが鉄板ネタ(?)なのですが、筋トレが実際に解決してくれると提案されている問題は多岐にわたります。
メンタル・健康・ダイエット・美容・自己実現・仕事・異性etc
主にこれらの悩みに関して筋トレを通じて解決提案してくれるのですが、一つの悩みに対して1〜2ページでズバっと説明されているので、毎日のスキマ時間とかでチラっと読むと日常のテンションが上がるかもしれません。
ギャグっぽいスタンスの本ですが、人生に向き合う為の啓発本として書かれている内容は至極真っ当です。
ただ、その論調が面白くてなんだか元気が出ちゃう、それ自体がプロテインみたいな本です(笑)
お悩み → 筋トレ → 解決!
っていう究極の三段論法で全てをねじ伏せる、まさに漢(オトコ)の一冊(;∀;)
色々書いてはありますが、結局言いたいのはシンプルに「筋トレすれば万事解決」ってことです。その結論に至るまでの道のりが、一冊の本になっていると考えてOKです。
最近では様々な筋トレ啓発本が出ていますが、この本が火付け役ですね(厳密にはこの本の元になったSNSアカウントがオリジナルですが)
読むと筋トレしたくなりますよ!
最後に、本書の言葉を借りて締めさせていただきます。
考えるな、筋トレしろ
by Testosterone
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