この本との出会い
うひー!外岩クライミング覚えること多い(ㆁωㆁ|||)!!
使う道具も多いし、結び方とか状況判断とか複雑だし、数回教わっただけじゃ全然覚えられない。・゚・(ノ∀`)・゚・。
こりゃ予習復習必須だがねー!と思ってクライミングの本を読み漁っていた時に、この本をオススメされました(笑)
そしてとても気に入りました。これぞクライミングバイブル。
この本の特徴
この本を一言で表すとズバリ超実践的です(`・ω・´)
基礎的なことも載ってはいるのですが、どちらかというと初心者向けではなくて基礎的な事を教わって何回か実際に登った事がある人が、更に実践に則した形で幅広い知識をしっかりと身につけるために読む本だと思います。
「あれ?あの時はこう教わったけど、この状況だとそれ無理じゃない?」
とか
「およよ…リードがハングで宙ぶらりんになったけど、降ろすにしても下が川やんか!?」
といった、実際の岩場で想定される「困った!」を回避するためのノウハウを、シチュエーションごとにレクチャーしてくれるスペシャルな本です。
全てイラスト(しかもほとんどがカラー)で解説されていて、ロープの流れや危険なシチュエーションなどが写真やテキストに比べて圧倒的にスムーズに理解できます(`;ω;´)
あと、クライミング用語で「ウンコ」って言うのが出てきて、なんかちょっとドキドキします(×)
こんな人にオススメ
まず第一に、本書は外でロープを使った岩登りをする人が対象です。
ジムクライミングや、ロープを使わないボルダリングだけをする方は特に読まなくていい内容です(笑)
利用するシステムや状況ごとにリード・フォローそれぞれの行動を時系列で解説してあり、登攀の流れを順序立てて理解することができます。
そしてこの本の真価は
「あなた気付いてないかもしれないけどこんな危険がありますよ!」
っていう内容をズバズバ教えてくれることです。
基礎的なクライミングができるようになったら、ぜひ一度この本を開いてみてください。きっと目からウロコの発見が沢山あるはずです(ㆁωㆁ*)
「そっかー!その状況想定してなかった!先に読んでおいてよかった〜^^;」
って、きっと思うはずです。(たぶん)
本書を読み進めながらそういう目からウロコ体験を繰り返すうちに、段々と「リスク想定力」が身についてきます。
私も色んなクライミングの資料を見ましたが、この本がダントツでオススメです。
人から教わった事を単純に丸暗記しただけの応用力の無いテンプレ動作クライマーから、きちんとクライミングの原理を理解して応用力を身に着けた真のクライマーに成長する為の力強い助けになってくれる一冊として、自信を持ってオススメします。
余談ですが、個人的にもっとも感動したのはP.206に出てくる「白いウンコにニーロック」というパワーワードです(`;ω;´) ←アホ